牡蠣あけの極意を公開・・!?【万能】完全プロ仕様のオイスターナイフ|牡蠣の人モデル

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世界に現存するオイスターナイフが一長一短なので、牡蠣の人モデル創りました。

そもそもなにが一長一短なのか。なにが万能で、なにがプロ仕様なのか、以下解説していきます。


1、刃の長さ

上はフランスで売られているエカイエ(牡蠣あけ師)用のもの。フランスでは一口で食べられるサイズの小ぶりの牡蠣が好まれるので、このサイズでいいのですね。

ですが、大型の岩牡蠣含め、大きくて太った牡蠣も好まれる日本では、この刃の長さでは足りないのです。

そこで、まずそういった牡蠣にも対応できる刃の長さが求められるわけです。

2、諸刃であること

上の写真でもそうですが、実際に牡蠣あけをする際に、刃を殻に入れ貝柱を剥がすわけですが、刃の右側か左側、そのどちらに貝柱があるか。貝柱自体に刺してしまうときも。

そういった場合に片刃だと刃の無い側がつぶれてしまう。牡蠣の心臓は貝柱のすぐ横にあるので、殻付き生牡蠣はせっかく生きているのに、それを活け造りにできず殺してしまうことになる。

ですが、秋葉原の事件依頼、長い諸刃は、規制の対象となってしまっており、長い刃の諸刃の販売は難しくなってしまっている。この規制の範囲内で、牡蠣あけに必要な長さだけ諸刃にする必要があるのです。


3、刃の薄さ

いくら刃が長くても、分厚いと、サイドやトップあけをする際に殻を壊してしまいます。

さらには、刃が分厚かったり硬いと直線や平面ではなく湾曲している牡蠣の殻の面に沿わず、牡蠣を傷つけやすくなってしまう。

そこで可能な限り刃の薄いナイフが求められるのですが・・


4、刃の硬さ

今度は蝶番あけする際には、フリック(ひねる)動作の際に、薄い刃は曲がってしまう。

つまりは、刃が長く薄くて粘りがあって、でも曲がらない。という難しい課題が顔をだします。

簡単な策としては、2本ナイフを持つこと。薄いトップサイドあけ用のナイフと、蝶番あけ用のナイフと。

そう、この2本持たなくてはいけないナイフを、ひとつひとつ課題をクリアさせ、ひとつにまとめたわけです。だからこいえる「万能」というわけです。

そして、こっからはどこがプロ仕様なのか。

5、刃が鋭い

殻を壊さず、生きている牡蠣を殺さず活け造りにする。牡蠣に開けられてることを気づかせないようにする。そのために可能な限り鋭く仕上げております。

なので、少しでも無駄な力が入ったり、無理してしまうと、とんでもない怪我につながります


6、業物の包丁同様、小マメに研ぐ必要がある

刃が適度の硬さがあるのに、柔軟さと粘りを持っている。実際は鉄が多い=錆びてしまいやすい。

金タワシでサビを落としたり、小まめに研いで、その鋭さを維持する必要があります。


7、毎回、煮沸が必要

いろいろなグリップを試しましたが、やはり木が一番適度な滑りとグリップ力でることがわかりました。ですが、木は雑菌が付きやすい。

でも、よく考えたら、これは殻付き生牡蠣を取り扱う以上、木に限らず毎回必ずやることでしたね。


8、さらなるグリップへのこだわり

先ほども述べましたが、蝶番あけにも対応しているナイフです。つまりはフリック(捻る)動作も行うことになる。その際、すべって空回りしないように。ナイフの向きがわかるように、ナイフに沿って一部を平面に削っております。この削り具合も「あけやすい」にこだわって削っております。

また牡蠣あけはチカラを入れたら負け。身を傷つけてしまう。そのためにはいかに脱力するか。それをかなえるには「握らないこと」が必要となる。それを容易にかなえる形状(太さ、丸さ、大きさ)なのであります。


9、鍔をなくす

本来、鍔(つば)は鋭い牡蠣の殻から手を護るためについています。ですが、プロは身を傷つけないことに、もっといえばほんの少しでも身を触らないよう心を配ります。

そこでポイントになる「寸止め」技術。その寸止めを行うのに、刃さきギリギリを持ったり、刃からグリップまでの様々な部分を握ります。

それには鍔は余計なのです。


10、北米のシャッカーが愛用するオイスターナイフを専用にカスタマイズ

いろいろな課題をカキましたが、そのすべてクリアするオイスターナイフは、いま世界に存在しません。ですが、カナダの「かき速あけ世界大会」にいったときに、北米のシャッカーたちが使っているナイフがこれに近いものでした。

しかし、このナイフは主に一口サイズの小さな、しかも殻の硬い牡蠣を蝶番あけするためのもの。ですが、適度な刃の長さがあり、しかもフリックするのに耐える硬さと粘り気のある刃だったのです。

写真上部がそのナイフなのですが、北米のシャッカーたちはこのベースナイフを自分たちなりにカスタマイズして使っていたのです。これはそのときの世界大会で優勝したボブさんのナイフたちです↓

先ほどのベースナイフをマキタのドリルでガンガン削って試合に臨んでました

今回はこのベースとなるオイスターナイフをカナダから輸入し、僕(牡蠣の人・カキペディア創刊者・編集長)が12年に及ぶ牡蠣活動の知識と経験の粋を集めて、カスタマイズしました。

一言でカスタマイズといっても、微妙な感覚が要求される作業。ひとつひとつ手作業でカスタマイズする必要上がり、1本仕上げるのに1時間以上かかります、、


以上これらの課題を見事にクリアし、日本の殻柔らかめ大きめの牡蠣のサイド開けから、硬い小ぶりの牡蠣の蝶番あけまで一本で対応できないか【万能】を突き詰めた結果がこのナイフなのです↓


視えますかね、ほら心臓がまだ動いてるんですよ。ちょーど貝柱の下あたりです。


11、購入する

※1本1本手作業でカスタマイズするため送付まで多少のお時間をいただいております。ご了承ください

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CosaOstra(メンバー、かきオイシスト他資格者の方用)


牡蠣の人も愛用する手ぬぐい付き❤

◆関連サイト:
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ver.2016-09-26

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