牡蠣の人なりの地球防衛軍
昔から気になっているのだが「地球防衛軍」と銘打った場合、真っ先に標的になるのは人類なのではないだろうか。たいていの地球防衛軍はとどのつまり、示すならば「人類防衛軍」なのではないかと。
相当な量で一年半、、なんだかんだ2年以上だな、、ほどかかったが、本だけでなく論文レベルまでだいたい読み終えた。語り合えた3人の学者さんもやたらと協力的だった。そのおかげもありその辺の学者よりよっぽど詳しくなったとおもう。まだ読めてない英語以外のはさすがに無理だから主要な人には会いに行くことにする。
環境科学。それとその関連文献。
ひとつわかったことはいつもと同じ。そのやたらめったらハイクオリティな机上の空論を実際に世の中に落とし込めてないってこった。実行部隊がいないんだよね。ただしやってみたらそのせいで別のとんでもない歪みがうまれそーなヤツも多い。その責任…十字架はなかなか重いな。環境科学も所詮ヒトの学問。人類都合なのが大半だしね。
内容的に名前は出せないが、語り合えた3人の環境科学者のうちの2人がいうには(ぶっちゃけてしまうと)いまの環境問題の大半が人類が滅亡すれば解決する、と。1人は滅亡してから1000年と言っていたが。でも他のナニかがまた繰り返すのでは?と聞くとそれは滅亡させてみないとわからないそーな。
仮に牡蠣のときと同じように、またもやその理想ってヤツを叶える実行部隊を創成したとして。。どうせ俺はまたテロリストのレッテルを貼られるパターンなわけだが。。どの理想を実現するか見誤った場合には、今度はとんでもないレベルの歪みの十字架を背負うことになる。牡蠣の出荷停止とかとは遥かにレベルが違う。
それにだ。対クソ生産者やクソ提供者のときはなんだかんだ消費者という味方がいてエネルギー供給してもらえた。戦うにはやはり人モノそしてなにより補給が必要。さてさて。。対「全人類」。。どうしたもんかね。まぁ世の中全体が「選民」に動いてる。あの大国もそーいうのが大統領になったくらいだ。いっても追い風ではある。
俺もその運命という大波にのまれて・・いや乗っていることにしたい。
環境科学者に「なんで?」と聞かれたので「たった一粒の安全でおいしい牡蠣のために」と答えたら「(改善できたかどうかの)ひとつのバロメータだね」とサラッと。
ホントはね、わけのわかんない戦いのあとでせめて「牡蠣好きの人だけでも笑ってくれる」っていうのがないと、なんのために戦ってるのか、自分の中で折り合いがつかない。くても戦えるか。。なんだろね、俺の場合。どうせ勝ってもハリのムシロの上なのだろーしね。
牡蠣自体が環境改善のひとつの手段なんだ。そしてそのあげくの果てに「安全でおいしい牡蠣」がいただける。そんな奇跡の生き物なんだ。ただ科学にはもうひとつの方向「完全陸上養殖」したら安全やん?ってのがある。塩水とカルシウムと培養したプランクトンがあればできなくもないし、実際に実現に向かってる。でもこれはこれでまた別の歪みがあるんだがね。
環境科学は勉強すればするほどに、学者さんと同じく「人類を滅亡させた方が簡単なんぢゃね?」という答えに達してしまう。なによりも先に自分の子供とかつくってから臨まないとホントのテロリストになりかねない。心から人類の存続を願えないとマズイってこと。少なくとも語り合ってるだけでのまれそーになった。
ついこないだまで人類愛だの世界平和だの言ってたのに、いまや世界は「〇〇ファースト」だ。アメリカファーストに都民ファーストに。お前がそういうなら俺だって「俺様ファーストだ!」ってなっていくだろう。そもそも人類ファーストな100年だった。
地球が40億年もかけて培ったいろいろなものをたった100年で破壊してみせた。人類が生き延びるためには、こっから先、なにをファーストに考えたらいいのだろうか。地球を捨てる?火星とか他の惑星への移住?いまのところはそれも選民の手法のひとつにしかなってない。そのうち叶うかもしれないけどね。
牡蠣の「安全、おいしい、たのしい」は完全陸上養殖で実現できたとして、では俺はこれからなにを目指すのだろうか?戦いを経て、少なくとも海でそれを実現したときには「なにしてんすか?もうそれいらんすよ」と云われるかもしれない。誰のための何のための戦いなのか。それが問題だ・・(冒頭に戻る↑)
2017-01-19
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